M様-SR400①。


毎度です。 ちょいちょい進めております。

まず、フォークをレーサーの物にするのでメーターギアは、定番のホンダ系、ドライブスプロケ部分からの取り出しにします。 カバー類はノーマルで。との事で、STDカバーにギアのベースをこしらえます。

ここは微妙に斜めっているので、厚みのある板を溶接し、フライスにて座を作ります。  基本的には鋳物(溶接を前提としていない鋳物)は溶接性が良くないのですが、力のかかる部分ではないので、良しとしましょう~。 多少条件を良くする為に板材は5083材を使います。

たまに、クランクケース・ケースカバー類を溶接して!と言われますが、鋳物の溶接って難しいんです。 というか、やってみないと解らないんですね。着くかどうか・・。   

鋳物って解りやすく言うと、スポンジなんですね。 気泡やら不純物やらでイッパイな訳です。 そこに熱を加えると、空気は膨張、不純物は表に吹き出てきて、溶棒が乗らないんです。 やった事が無い人は「乗らない」イメージが全然解らないと思いますが・・・。   
でも、意外と何事も無く溶接できる場合も有るんすよ~。 これが「やってみないと解らない」なんですね~。

画像のケースカバーは意外と問題なく溶棒は乗りました。 ちょっとした溶接方法が有るのですが、細かく説明しても解る人は少ないと見て、ここはスル~。

んで、ギアを回す機構はナットにボスを溶接し、溝を掘ってクルクル回します。
溝は広めに掘っていますが、カバー自体はバカ穴なので、軽い芯だし作業は必要ですね。(意味解るかな???)

この車両のオーナーさんが、また「コダワリ満載」な方なので、こちらもやる気が出てきますね~。  
「燃えてます!」(青梅街道沿い限定)。

今日はこんな感じで。  ではでは、ばいなららないば。


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コメント

“M様-SR400①。” への2件のフィードバック

  1. ベイカーズのアバター

    メーターギアについて
    いつも参考にしています。質問があるのですが、ホンダ系のメーターギアでドライブスプロケットから取り出す場合ですが、ギア比の関係とメーターギアの出力回転数はどうなのでしょうか。ギア比を変えると後輪の回転数が変わりスピードも変わると思いますが、補正は出来るのでしょうか。昔からの疑問です。

  2. ふじきん。のアバター
    ふじきん。

    Unknown
    コメントありがとうございます。

    補正とかは無理だと思います。 ここでスピードを取る場合は、あくまでも目安ですね。 無いよりまし、と言った所でしょうか・・・。

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